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《学会報告》第27回 日本乳癌学会学術総会(久芳 さやか)

令和元年7月11日(木)~13日(土)、東京都新宿区、京王プラザホテルにて第27回 日本乳癌学会学術総会が開催されました。以下は参加された久芳さやか先生からの報告です。


全体の感想:多くの海外からの招待講師のレクチャーがあり勉強になった。ゲノムのセッションが多かった。残念な点としては、聞きたいセッションが重なって進行していたり、会場が狭く、入れないセッションがあった。サテライト会場があればよいのにと思った。
ポスターセッションはデジタルポスターで、ポスター会場へ行って眺めることができず(アプリでみられるようですが)、ポスターセッションは盛り上がりに欠けているように感じた。

ポスターセッション
術後補助内分泌療法におけるHR-pQCT (High Resolution peripheral Quantitative CT)による骨微細構造解析
内容:術後補助アロマターゼ阻害剤を行う患者の骨微細構造の変化を報告した。
質問:座長より検査の侵襲・時間・費用の質問あり

ディベート
臓器転移のないホルモン陽性HER2陰性再発乳癌に対して、ホルモン療法単剤かホルモン療法+CDK4/6阻害剤併用かのディベート。心強いチームメートのおかげで勝利しました。この準備のため、たくさんのCDK4/6阻害剤の臨床試験の論文を読んで、知識の整理ができました。

ポルトガルのFatima Cardoso先生、medical oncologistで転移性乳癌の第一人者の講演を聞きに行きました。ちょうど大野真司先生が座長で、その後挨拶・写真を一緒に取っていただきました。翌日、Cardoso先生のランチョンにも行ったところ、これまた大野先生と偶然ご一緒になって、横で講演を聞きながら質問しなさいと2回言われ、しどろもどろの英語で質問しました。。私の良きメンターですが最近厳しいような。。
質問内容は、MONALEESA-7、閉経前再発乳癌の1st lineでCDK4/6阻害剤をonするかどうかのRCTで、CDK4/6阻害剤を使用するとOSを延長した。しかしこれはcross overを許容していない試験。無症候性の閉経前の再発乳癌に対して、1st lineにホルモン単剤、2nd lineにCDK4/6阻害剤を行うことを推奨してもよいか?と聞きました。
Cardoso先生の答えはあり、とのこと。ヨーロッパとアメリカでは考え方が違うんだなあと思いました。


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