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《学会報告》第73回日本食道学会学術集会(金高 賢悟)

令和元年6月6日(木)~7日(金)、福岡市博多区、福岡国際会議場にて第73回日本食道学会学術集会が開催されました。以下は参加された金高賢悟先生からの報告です。


発表
一般演題
食道平滑筋腫に対する胸腔鏡・内視鏡合同手術
当科originalの巨大(3cm以上)食道平滑筋腫に対する手術法です。
会場からは、内視鏡下に粘膜下層剥離しなくともとれるのでは?との質問あり。
この手術の要諦は、内視鏡にて核出術を行うことで筋層欠損をできる限り小さくすること、胸腔鏡下手術時間をできる限り短くすることですと答えました。

学会について
食道関係の医師が多く、小生にとってはホームグラウンド的に居心地よい。
特に興味深いトピックとしては、化学放射線治療後のサルベージ手術におけるリンパ節郭清度について。
例えば国立がんセンターは通常の郭清、癌研有明は、転移の疑われるリンパ節だけとるとのスタンス。化学療法後であってもそりゃ通常の郭清のほうが、局所再発を防ぐのは理解できますが、合併症が増えるのではと危惧。
それからやはり免疫チェックポイント阻害剤の話題。last lineでの結果は良好であるが、では3rd, 2ndでは?という試験がはしっているとのこと。驚いたことはadjuvant settingでの試験も走りつつあると。
数年後の同学会では、おそらくこのあたりの話題が中心になるだろう。