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《学会報告》第119回日本外科学会定期学術集会(大野 慎一郎)

平成31年4月18日(木)~20日(土)、 大阪府大阪市大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル大阪にて第119回日本外科学会定期学術集会が開催されました。以下は参加された大野慎一郎先生からの報告です。


演題名:Taipei veterans general hospitalにおける膵臓移植

全体感想
わずか1日の滞在期間で多くの発表は見られなかったが、外科学会らしい熱気を感じることが出来ました。当科、日高医師も発表していたアンコール発表はどの医師の発表も面白く流石だなと感じました。私自身は留学先の台湾TVGHにおける膵臓移植を発表させて頂きました。予行の際に金高教授より御助言頂いたように日本との差異を強調するように発表して参りました。


質疑応答
①台湾の症例は血栓症の比率が低いようであるが、考えられることはあるか?
→静脈吻合を体表に近い部位で行っていること、Y-graftを使用しているため静脈吻合部に緊張のかからない任意の位置で動脈吻合を行っていることが要因かもしれない。ただし、ドナー年齢中央値が31歳、死因もバイク事故による頭部外傷と日本とは異なるため、それだけが要因とは言えない。

②血管吻合部が頭側によると小腸がグラフト周囲によってくることはないのか?
→上行結腸を脱転後、Y脚は腸間膜に小孔をあけグラフト十二指腸と吻合。その後、結腸間膜を覆せるため小腸が入りこむことはなかった。

③②の方法だと、エコーが出来ないのでは?
→ 検査値に異常がない限りエコー、CTは施行していなかった。