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《学会報告》第119回日本外科学会定期学術集会(小林 和真)

平成31年4月18日(木)~20日(土)、 大阪府大阪市大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル大阪にて第119回日本外科学会定期学術集会が開催されました。以下は参加された小林和真先生からの報告です。


<全体の感想>
 桜はほぼ散ってしまっていたが、好天にめぐまれた。
空港に降り立った瞬間に外科学会の宣伝ポスターのお迎えを受けた。またお土産がグリコのお菓子というのも気が利いている。「この辺はさすが大阪のおもてなしは一味違う」の印象を受けた。
私のセッションは午前の最初で、ホテルの隔絶した、こじんまりとした場所であった。audienceも10人ほどであったが、江口教授、黒島先生、蒲原先生に見ていただけいたので大変うれしかったです。。
 さて、当セッションは8題で、2題がRS野生型の左右差検討、1題が治療中の血中VEGF-A値の変化と2題がいまホットなサルコペニアと化学療法、残る2題がFOLFOXIRI関連であった。
 左右差問題は以前、私が癌治療学会に出したものと同様の結果であった。サルコペニアは福島県立医科大学からのものではosの差がついていたが、KSCC1605-A研究のものは差がなかったが、cut offの違いなどのようである。FOLFOXIRIの1題は岡山大学の寺石先生からのものだった。以前、同時期に高知医療センターで同量だったため、懐かしさを感じた。こういう邂逅も学会の醍醐味であろう。VEGF値の変化はPDになるまで、VEGF-Aは上昇を続けプラトーになるとの興味深い治験であった。

<会場からの質問>
Q: RAS野生型は抗EGFR抗体薬+doubletとFOLFOXIRI±αのどちらを選びますか?
A: 本来は抗EGFR抗体薬+doubletを第一選択としたいと考えています。ただ、当院でRAS検査が1月近くかかった時期があり、症状の強く早く治療が必要な場合はFOLFOXIRI±αを使いました。

<座長からの質問>
Q:年齢中央値が69歳ですから、70歳でのcut offでは変わらないと思いますが?
A:cut offを75歳、80歳で同様に検討しましたが、結果はかわりませんでした。