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《学会報告》第52回制癌剤適応研究会(小林 和真)

平成31年3月15日(金)、 兵庫県神戸市の兵衛向陽閣にて第52回制癌剤適応研究会が開催されました。以下は参加された小林和真先生からの報告です。


<全体の感想>
 有馬温泉は初めてでありましたが、何と雪が降っていて、寒いこと。
 温泉は良かったが、私の患者さんの緊急紹介が医局経由であり(学会で休みと伝えたはずだが)ちょっと憂鬱になった。
 福島、下呂温泉と温泉巡りシリーズと化しているこの学会。
 会長の小寺先生もいみじくもおっしゃっていたが、「最近、この様な小規模研究会は
淘汰される傾向にあるが、当学会はまだまだ続いている」と。
 抗癌剤の会でありながら、外科系の会員が8割を占めており、また、世話人は旧帝大系出身者がきら星の如くいることから、スポンサーも沢山ついているようである。
 来年は琵琶湖ホテルであるが、ここも名湯があるという。
 「この研究会が存続している間に何とか雲仙や小浜でやれるといいな」等と妄想をたくましくしたが。
 本題に戻ろう。
 演題は111題すべて口演で行われた。
 「肛門部のメラノーマにDabrafenib/Trametinibを使った症例報告」や、「大腸癌サルベージラインでTFTDとレゴラフェニブのどちらを先に使うか(PFSは同じなのにOSはTFTD先行が有意に長い)」、「nivolumabでconversionできた胃癌症例」、あるいは「肺癌のnivolumab投与においてもサルコペニアがあると成績が悪い」などは興味深く聞かせていただいた。
 さて、私のセッションは午後の最後から2番目で、一番こじんまりとした第3会場であり、第一・第二会場のシンポジウムなどの派手な演題は無く、午前の講演を見た方々は温泉につかりにいったのかaudienceも10人ほどで、寂寥感が漂っておりました。

<会場からの質問>
会場からの質問はなし。

<座長からの質問>
Q:以前は重度の播種については、ギリギリまでPTXで粘ってきましたが、今後はどのようにお考えですか?
A:今後はTFTDも使えるようになると思うので、裏ガイドライン(Rmab+PTXが二次となるのが表ガイドラインで、その次のページ(裏)にある条件付きで許されるレジメン選択)の様に、一つのレジメンで粘るので無く、薬剤使い切りを狙った柔軟な対応がいいのではないかと考えます。