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《学会報告》第55回日本腹部救急医学会総会(井上 悠介)

平成31年3月7日(木)~3月8日(金)、 宮城県仙台市の仙台国際センターにて第55回日本腹部救急医学会総会が開催されました。以下は参加された井上悠介先生からの報告です。


セッション名:
パネルディスカッション5 炎症性腸疾患に対する緊急処置 –外科的介入と問題点-
演題名:潰瘍性大腸炎に対する適切な術式選択と予後
<感想>
全国のhigh volumeセンターからの発表が多いセッションであり個人的にも大変勉強になった。当科では、潰瘍性大腸癌の緊急手術は原則3期分割大腸全摘術を選択することとしているが、他病院においても緊急症例は3期分割手術を行っていることが多いことがわかった。しかしながら、直腸からの出血が多い症例や直腸の炎症が非常に強い症例に関しては注意が必要であり、様々なトラブルも起こり得るため、症例ごとに適切な術式を選択していきたいと思う。また、消化器内科との連携が非常に大切な分野であることも再確認できた。


セッション名:
若手医師研究報告
演題名:急性腹症とDamage associated molecular patterns(DAMPs)
<感想>
腹部救急医学会より研究助成金をいただき、急性腹症とDAMPsの関連を研究してきた。現時点では、DMAPsとの関連因子を同定することができなかったが、SIRSの原因となるDAMPsの研究は今後も継続していきたいと思う。対象症例を絞り込むことによって細かい検討を加えていくことが可能となるため、最終的には急性腹症の予後改善の一助となれるように研究を進めていきたい。