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出張報告(森田三奈子さん)

2019年2月15日(金)、東京都千代田区の厚生労働省にて厚労科研中間評価委員会が行われました。以下は参加されたクリクラ生の森田三奈子さんからの報告です。


ポリクリの時には見られなかった、病院外での先生方の活動等を拝見でき、非常に新鮮で勉強になりました。

厚生労働省では初めて医系技官の先生が働く姿を見て、実際にどういった仕事をされているのかを知り、医師の行政への関わり方を垣間見る事ができました。



また、AI導入の進捗状況を拝聴させていただく事もでき、僻地医療における鏡視下手術へのAI導入といった最先端の医療技術、医工連携の様子に触れるという貴重な体験をする事ができました。医師の数は年々増えていますが、医師の偏在化は未だ残る課題となっております。そのような中で、医師の手の足りない僻地でも、都会の医療に近い高度な医療技術を享受でき、少しでも救える命が増えるように、AIを導入していくことは非常に画期的であると思いました。その一方で、実際に鏡視下の手術にAIが導入され普及した時に、若手医師の技能を確実に上回るであろうAIに取って代わられていく恐怖も些か感じ、医療と人工知能の融合化が進む事のメリットとデメリット、そしてそのバランスの在り方も考えさせられる機会となりました。



はばたき福祉事業団への進捗状況報告では、HIV感染者や血友病患者のC型肝炎との重複感染問題に関して実際の被害者の方々の声を聞いたり、江口先生をはじめ、移植消化器外科の先生方が実際に出向き活動されている様子等を伺う事ができたりと患者側の声をしっかりと医療に繋げ、医療現場でどのように反映されているかの情報提供を行うといった活動も先生方が毎週の手術の合間にされていたことを知り、驚きました。また、はばたき事業団には、長崎大学で肝移植を受けた患者さんもいらっしゃって、そうした方々が、末期の肝炎や肝硬変で困っている患者さん達に肝移植を勧めている働きをされ、次へと繋げていくことをされていることを知り、肝移植がどれほど、多くの方々にとって希望の光であるかを実感したと同時に、意外に患者自身の一選択肢として認知されていないという現状も知りました。はばたき事業団のように、実際に救われた方々によって、肝移植という選択肢があることをもっと広く認知されていくべきだと思いました。

今後、医師になった後、患者の声を医療に還元していく為に実際に出向いて話を聞くということが重要なのだと思いました。



総じて、大変有意義で学ぶところの多い出張でした。このような貴重な機会をいただきありがとうございました。


はばたき