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《学会報告》第31回日本内視鏡外科学会総会(井上 悠介)

平成30年12月6日(木)~12月8日(土)、 福岡市博多区の福岡国際会議場にて第31回日本内視鏡外科学会総会が開催されました。以下は参加された井上悠介先生からの報告です。


セッション名:一般演題179 手術器機・器具4
演題名:腹腔鏡下手術における皮下気腫形成の検討

<感想>
内視鏡外科学会は年々大きくなっている印象で、今回は、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡、福岡サンパレス、3つの会場で学会が行われていた。内視鏡手技、外科手技の発表だけではなく、画像診断や様々な手術器具の登場に関する発表も多く見受けられた。ロボット手術に関してもセッションが増えてきており、これから更に発展していく分野であると感じた。
私の発表は、腹腔鏡手術と皮下気腫形成に関する発表であった。明らかなリスク因子は当検討では同定できなかったが、詳細に観察すると、皮下気腫はかなりの症例で認めることが明らかとなった。私どもの症例では皮下気腫による重大合併症は発症しなかったが、時に、高CO2血症や気道狭窄を来すという報告もあり、注意が必要である。

<会場からの質問>
・術野が広範囲になるとポートの動きも大きくなる。たとえば、大腸癌手術で脾弯曲の受動まで必要とした症例では皮下気腫が増えたりしないか?
⇒今回それに関する検討は行っていないが、可能性はあると思います。腹壁に対してポートを垂直に刺入するという大原則がやはり重要だと思います。