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《学会報告》第54回日本移植学会総会(岡田 怜美)

平成30年10月3日(水)~10月5日(金)、東京都港区のホテルオークラ東京にて第54回日本移植学会総会が開催されました。以下は参加された岡田怜美先生からの報告です。


日時:平成30年10月4日(木)
セッション名:一般演題 デジタルポスター 「免疫寛容」
演題名:免疫寛容導入を目指した制御性T細胞(T-reg)輸注療法を施行した成人生体肝移植の1例

<全体の感想>
 ホテルオークラ東京で開催された日本移植学会に参加しました。規模が大きく、会場も多いため、興味のあるセッションが重なってしまうのが残念でしたが、可能な限り参加しました。特に学会賞受賞者講演では、基礎、臨床ともに大変興味深い講演を聞くことができ、刺激になりました。
 今回は、多施設共同研究での臨床試験の症例報告をさせてもらいました。デジタルポスターでの発表でしたが、2分と短い発表時間の中でも活気あるディスカッションができ、大変勉強になりました。

<会場からの質問>
Q:本症例では拒絶を起こしているが、DSAはなかったのか?
A:DSAは陰性であった。

Q:拒絶を起こしているため、今後実際に免疫抑制剤を減量するのは判断が難しいと思うが、どう考えるか?
A:その通りであり、今後免疫モニタリングなどの経過をみながら、減量のタイミングを考える必要がある。MLRなどのモニタリングが必要と考える。

Q:今回は経過中のMLRモニタリングは行っていないのか?
A:MLRを行ったが、リンパ球が不十分であり、評価不可能であった。

Q:このT-reg輸注ではT-reg細胞のみを投与しているのか?
A:T-regのみではなく、培養細胞をすべて投与している。