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《学会報告》第54回日本移植学会総会(丸屋 安広)

平成30年10月3日(水)~10月5日(金)、東京都港区のホテルオークラ東京にて第54回日本移植学会総会が開催されました。以下は参加された丸屋安広先生からの報告です。


第54回日本移植学会総会 学会報告

平成30年10月3日-5日に東京で開催された日本移植学会総会に参加してきました。
発表演題:生体肝移植術後に発症したde novo IBDの1例
一般演題、デジタルポスター、その他合併症(肝臓)

生体肝移植後に新規に発症した炎症性腸疾患(de novo IBD)の症例報告を行いました。発表時間2分、質問3分という短い時間での発表で早口での発表となりました。
質問①:今回IBDが発症した後に、免疫抑制剤の調整は行いましたか?
→IBDと診断した後はPSL60mgから開始し、下痢および発熱は改善しました。タクロリムスの調整は行っておりません。

質問②:CMV感染やカルシニューリンインヒビターの関与が考えられるとのことですが、どのようなメカニズムが考えられますか?
→詳細なメカニズムは不明ですが、血管透過性亢進により腸管粘膜の免疫系への暴露増大が原因ではないかと考えられております。

移植特有の合併症(TMAなど)や免役寛容についてのセッションを聞いて回りました。またオータムセミナーに参加しましたが、京都大学の消化器内科の上田先生の「臓器移植における肝炎ウィルスのUpdate」と順天堂大学の奥村康先生の「免役制御の新戦略」は最終日の夕方ではありましたが、お二人ともプレゼンテーションが面白く、集中して聞くことができ勉強になりました。