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《学会報告》第16回日本臨床腫瘍学会学術集会【3日目】(小林 和真)

平成30年7月19日(木)~7月21日(土)、兵庫県神戸市の神戸コンベンションセンターにて第16回日本臨床腫瘍学会学術集会が開催されました。以下は参加された小林和真先生からの報告です。


2018/07/21:ポスターセッション P3-7 大腸がん7
高齢者(70歳以上)切除不能進行・再発大腸癌に対する二次以降の治療としてのCPT-11 and/or Bevacizumab (Bmab) の有用性の検討
13:50〜14:40 神戸国際展示場 第2号館
司会: 埼玉医科大学国際医療センター 消化器腫瘍科 濱口 哲弥 先生

<全体の感想>
 3日目のDeja Vuで恐縮ですが、ともかく暑い。
 疲れたので、今日は11時出勤とし、自分のセッションのみの参加としました。
先日はホワイトシェパードでしたが、本日は柴犬のセラピードッグがいて、かわいかったので、写真載せます。
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2日連続で「いぬ」とは何事かとお叱りを受けそうですが、きっと私自身が癒やされたいのだと思います(笑)。
さて、私のセッションは高齢者大腸癌・化学療法患者の骨折、骨髄癌腫症により1週間で亡くなったS状結腸粘液癌など、バラエティーに飛んだセッションでありました。


<会場からの質問> 
会場からは特になし。 
<座長からの質問>
Q:今回は4例しか提示されていませんが、一次治療も含めた高齢者に対する治療選択を教えてください。
A:BASIC試験やJ-BLUE試験には参加していて、 Bmab+経口5-FU剤には慣れていますので、conversionを狙わない高齢者についてはBmab+経口5-FU剤を一次治療として、二次治療以降にはCairo試験風にCPT-11±Bmabや単剤の積み上げでいくつもりです。
あと、CPT-11+Bmabについては在田先生から、小さなP2があったという知見を教えてもらいました。このレジメンは2016年版ガイドラインから忽然と登場したレジメンで、少なくともP3がないことは確かですが。
 また、熊本赤十字病院の采田先生からは高齢者に使えそうですねとのコメントもいただいた。

全体を通じて)
消化器癌ですぐにpracticeが替わるものはなさそうでしたが、HCCの分野のRmab/Cabozantinibなどは、今後注目でしょうか。
この時期はASCOの2ヶ月後であり、ASCOあるいはBest of ASCOにいった方々には目新しいものは無い印象でした。3年後からは2月開催ということで、面白くなる予感がします。
自分では、初の全国学会3本出しへの挑戦でありました。
2本出しは、既に経験済みですが、1本oral, 1本ポスター、またdigital poster2本というのはありましたが、3本ポスターは初めてでした。
ポスター発表はJSMO(JSCOでも同様だが)では夕方のセッションになるので、どうも観光という気分にならず、夕食や飲み会以外はホテルと学会場の往復のみに終始したのは、ちょっと残念。ただ、神戸も3年目で、この暑さでどこかへ行きたいという感じにもならなかったのも事実です。Oralも含めて3本ならもう少し楽しめたと思います。やはり質の高い演題が求められます。
しかしながら、来年からは同時期に京都で2年間行われるとのことで、また酷暑に耐える日々となりそうです。
留守を守ってくださった、哲翁先生と上部班・下部班の先生方に深謝いたします。