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《学会報告》第89回大腸癌研究会(井上 悠介)

平成30年7月6日(金)、新潟県新潟市の朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターにて第89回大腸癌研究会が開催されました。以下は参加された井上悠介先生からの報告です。


セッション名:主題Ⅱ 小腸腫瘍の全て 示説
演題名:手術を行った小腸腫瘍21例の検討

<感想>
年に2回開催される大腸癌研究会。数えてみると今回が7回目の発表であった。毎回2つの主題が発表され、その2題のみに関して各施設の発表が行われるスタイルである。テーマが少ない分発表内容の質の差が明白に分かるため、プレッシャーも大きい。
今回は「小腸腫瘍の全て」という主題であったが、元々、小腸腫瘍の数が少ないため、各施設、統計学的な検討は少なく、経験則からの発表が多かった。いずれの施設においても、検査モダリティーの発達のため術前診断できる症例が多くなってきていた。また、一般的に予後が悪いと言われている小腸腫瘍に関しても、長期生存例も比較的多く認められ、今後、更なる予後の改善が見込まれるのではないかと感じた。

<会場からの質問>
・大腸全摘後の回腸嚢癌を切除した症例は、どのように再建したのでしょうか?
⇒IRAで再建されていたため、更に肛門側で切除してIAAとして再建しました。潰瘍性大腸炎症例も増加しており、今後、回腸嚢のフォローは重要になってくると思います。