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《学会報告》第54回日本肝癌研究会(岡田 怜美)

平成30年6月28日(木)~6月29日(金)、福岡県久留米市の久留米シティにて第54回日本肝癌研究会が開催されました。以下は参加された岡田怜美先生からの報告です。


第54回日本肝癌研究会
日時:平成30年6月28日(木)
会場:久留米シティプラザ
セッション名:一般演題 肝臓・基礎(3)
演題名:抗原性を消失させた肝細胞/肝癌細胞シートの作製

<全体の感想>
 久留米で開催された第54回日本肝癌研究会に参加してきました。初めて参加する学会でしたが、外科、内科、放射線科、病理など他部門にまたがる学会であり、非常に活気がありました。「がん免疫療法の潮流と将来展望」というテーマのランチョンセミナーに参加しましたが、いま注目されている免疫療法、特にチェックポイント抗体療法の固形癌への応用に関する講演であり、興味深いものでした。日程の都合上、半日程度の参加でしたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。

<会場からの質問>
Q:MHC抑制したシートを移植する場合に、ウイルス性肝炎などの感染が起きた場合にはどうするのか(抗原提示できない可能性があるため)。
A:感染の場合などは検討していない。今後移植まで行う際に検討が必要と考える。

Q:CRISPR/Cas9システムを用いて初代肝細胞のMHC分子をK/Oする場合に、どれくらいの期間がかかるのか。
A:ウイルスベクターを用いて遺伝子編集を行う場合は、4-5日を要する。その後分離培養を行う。

基礎のセッションであったこともあり、内容に非常に興味をもってもらえた印象であった。