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《学会報告》第72回日本食道学会学術集会(小林 慎一朗)

平成30年6月28日(木)~6月29日(金)、栃木県宇都宮市のホテル東日本宇都宮にて第72回日本食道学会学術集会が開催されました。以下は参加された小林慎一朗先生からの報告です。


第72回食道学会学術集会
当科における有茎空腸再建の工夫と成績

宇都宮での食道学会であった。学会などの都合で、1日のみの参加だったが、食道良性疾患から食道がん手術、術後合併症にいたるまで多くの知見を得ることができ、専門性が問われる領域だからこその多くの経験を共有できた。また、若手の同年代の先生方との情報交換会など多くの刺激を受けた。
発表は有茎空腸再建に関する発表であったが、胸骨後再建に関しては、聴衆から質問も頂き、自分が思っている以上に、興味深い術式だと実感した。他施設での結腸再建では二期切除術にすると縫合不全などが減ったという報告もあったが、有茎空腸再建の方が成績は優れており、今後も当科では胃管再建が困難な症例では有茎空腸再建を第一選択としていきたい。

Q:胸骨後再建はどのような症例をおこなっているのか?
A:胃管癌の症例で行っている。整容性に優れているが、必要のない症例は胸壁前で行っている。

Q:腸間膜延長に関して、どの程度切離するのか?
A:辺縁動静脈は温存しているが、それでも距離が足りない時には、辺縁動静脈を切離し、有利空腸化することもある。