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《学会報告》第55回日本小児外科学会学術集会(古賀 洋一)

平成30年5月30日(水)~6月1日(金)、新潟県新潟市の朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターにて第55回日本小児外科学会学術集会が開催されました。以下は参加された古賀洋一先生からの報告です。


日時:2018年5月30日
セッション:ポスターセッション1 消化管4(その他)
演題:腹腔内リンパ管奇形に対する腹腔鏡下外科手術の検討

新潟市で開かれました小児外科学会に参加させて頂きました。寒いのかなと思って初めて行きましたが、長崎と変わらないくらい暑い中での開催でした。小児の消化管疾患や救急疾患について中心に見学してきました。また、小児外科領域の疾患は数が少ない上に、少子化がさらに上乗せして、小児外科医が経験できる症例が困難になってきているという現実が問題となっており、対策についても議論されておりました。手術でも同様ですが、一例一例を大事にして深く掘り下げていくという姿勢を改めて認識させられました。このような貴重な学会に参加させて頂きまして、江口先生を始め、最後まで御指導して下さいました小坂先生、そして医局の皆様に御礼申し上げます。

Q1.症例2(回盲部や横行結腸間膜、後腹膜に広がる腸間膜リンパ管腫の症例)について、これだけ広範囲に広がっている場合で必要な血管を温存するためには、腹腔鏡だけでの遂行は難しいのでは?
A1.はい、おっしゃる通りです。そのため、上行結腸や肝弯曲を授動して臍部より体外へ引き出し血管の確認を行いました。

Q2.症例2について、手術に至るまでのタイミングは?
A2.もともと県外でフォローされており、長崎への転居に伴って当科へ紹介となっております。紹介後、腹痛の頻度が増加したため、手術にむけて本人、家族と相談し決定致しました。

補足:全体での質疑応答が終了したあと、個人的に質問をして頂き、症例2ではリンパ管腫が残存しているわけだが、外来フォローのCTではどうですかというご質問や、全摘もできたのではないですかというご指摘も頂きました。ありがとうございます。


小児外科学会 古賀先生