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海外出張報告(丸屋 安広)

2018年5月9日~2018年5月11日、ベトナムに海外出張に行かれていた丸屋安広先生より報告が届きました。


5/9-5/11の日程でベトナム ハノイに出張して参りました。
本学の下川 功副学長、移植再生ユニットの篠崎尚史アドバイザーに同行し、今後の医歯薬 移植・再生医療ユニットの国際共同研究強化のためです。
5/10に下川副学長、篠崎アドバイザー、国際教育リエゾン機構の橋口さんとハノイ医科大学を訪問、5/11に国立眼科病院、ベトナム・ドイツ病院を篠崎アドバイザーと訪問しました。
ハノイ医科大学とは今後移植・再生医療分野で国際交流協定(MOU)を結ぶことになり、その打ち合わせを人工透析部部長のHai An先生らと行いました。Hai An先生は長崎大学との移植・再生医療での国際交流に協力的で、篠崎先生が以前ハノイ医科大学に講義に行かれていた時の教え子の先生ということもあり、MOU締結に向け今後進展があると思います。
ハノイ医科大学では簡単な施設見学もさせていただき、組織移植部門を見させていただきました。Bone powder(骨粉で形成外科的な手術で使用するらしいです)、脂肪注入(主に美容外科目的に使用)などは行われているようで、GTPグレードの細胞調整施設はありますが、培養細胞などを扱う場合に必要なGMPグレードの細胞調整施設はないとのことでした。
翌日に訪問した国立眼科病院は篠崎先生が設立されたアイバンクがある施設で、眼科単科だけで7階建ての大きな施設で患者さんも沢山いました。ベトナムは空気汚染が深刻で眼科の患者数が多いとのことでした。こちらでは、角膜移植だけでなく重度熱傷やStevens- Johnson症候群などに対して羊膜移植を行っており、羊膜移植も篠崎先生が導入されたとのことでした。しかし、マンパワーの問題などもあり移植する羊膜のクオリティ維持が難しく困っているとのことでした。移植・再生医療の協力の話をしたところ、培養細胞を用いた再生医療導入は難しいため、羊膜移植のプロトコール見直しなどで協力してもらいたいとのことでした。
最後に保健省管轄のベトナム・ドイツ病院(通称ベトドク病院)の臓器移植ネットワークを訪問しました。こちらも篠崎先生が設立にご尽力された施設です。国際的に見たベトナムの移植医療の倫理的問題などを話し合いました。背景に貧困の問題があり、色々と難しいかとは思いますが、長崎大学として今後協力し解決出来るよう取り組んでいかねばと思いました。


ハノイ医科大学の外観写真
ハノイ医科大学外観


ハノイ医科大学でのミティーティング後
ハノイ医科大学ミーティング後


国立眼科病院ミーティング後
国立眼科病院ミーティング後


ベトドク病院ミーティング後
ベトドク病院ミーティング後