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《学会報告》第118回日本外科学会定期学術集会(丸屋 安広)

平成30年4月5日(木)~4月7日(土)、東京都千代田区の東京国際フォーラムにて第118回日本外科学会定期学術集会が開催されました。以下は参加された丸屋安広先生からの報告です。


PS199ポスターセッション 基礎、その他2
4月7日15時30分~16時30分
「自家脂肪由来幹細胞シート移植による消化管縫合不全予防」
最終日のみの参加であったため、参加できるセッションが限られておりましたが、現在行っている重点課題研究を進める上でヒントとなる発表をたまたま聞けたのが収穫でした。
今回は再生医療学会で発表した内容にASCシート移植による血管新生のデータを加えて発表しました。
質問内容
「ASCシートを移植したことで縫合部のコラーゲンが増生しているというデータだが、吻合部狭窄が起こる可能性はないか?」
⇒「本実験では1週間目で組織を摘出し解析を行っており、移植後長期観察を行っていない。強い線維化が持続して起こる場合は吻合部狭窄や蠕動不良の原因となってしまうため、移植後長期観察でそのようにならないか確認する必要があると考えます。」

「吻合部周囲の癒着の程度はどうだったか?」
⇒「本実験で作製したモデルは縫合部の強度が弱いが、縫合不全は起こらない程度のモデルになるように作製したため、強固な癒着はコントロールも移植群でも起こらなかった。マイトマイシンを局注したことにより漿膜側の線維芽細胞の働きが抑制され、癒着が起こりにくくなったのではと考えています。」