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《学会報告》第118回日本外科学会定期学術集会(高槻 光寿)

平成30年4月5日(木)~4月7日(土)、東京都千代田区の東京国際フォーラムにて第118回日本外科学会定期学術集会が開催されました。以下は参加された高槻光寿先生からの報告です。


第118回日本外科学会定期学術集会に参加してまいりました。今回は昨年度より東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科から国立国際医療センターへ移られた國土典宏先生が会頭を務められました。前日に東京医科大学の土田明彦教授が京王プラザホテルで開催されたIASGOから参加したため、4泊という長期滞在でした。サージカルフォーラムの自分の発表以外にLate Breaking Abstractの司会、吉元智子先生の産休に伴うポスターの代理発表など盛りだくさんでした。クリクラ学生4名が参加してくれましたが、彼/彼女らにとってもよい刺激になったのではないでしょうか。しかし、東京国際フォーラムは広すぎて会場間の移動が大変でした。
自分の発表は当科の肝移植医育成システムについて、吉元先生の分はHCCに対する肝切除症例における予後予測因子としてのALBI/ALICEの有用性についてでした。

高槻発表分
サージカルフォーラム 肝臓・手術手技 
4月7日(土)13:30-14:30 東京国際フォーラム1FホールD1
Q(神戸大学より):当科では年間症例数が10例に満たず、育成システムの構築が難しい。今回報告された方法は導入可能か?
A:手術手技を肝授動、肝門処理など、細かい単位で分けて段階的に指導しているので、少ない症例数でも導入する価値はあると思う。
Q:どの段階まで執刀するのかは、術前にあらかじめ決めているのか?
A:決めている。

吉元発表分
ポスターセッション 肝臓・肝予備能
4月6日(金)9:00-10:00 東京国際フォーラム B2FホールE
Q:Child-A症例の死亡原因は?
A:今回は全生存率しか提示していないが、大半は再発による死亡であり、無再発生存でもgrade別に差があるはずである。
質問はこれだけで、私から:
今回の検討でChild-A症例においてもALBI/ALICEのgradeで予後が層別化できた。欧米や韓国ではChild-A症例のHCCでも積極的に肝移植を施行しているが、それはやはりtoo muchと考えている。今後、本基準でChild-A症例におけるHCCの肝移植適応基準がより明確にできる可能性がある。