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《学会報告》第118回日本外科学会定期学術集会(砂河 由理子)

平成30年4月5日(木)~4月7日(土)、東京都千代田区の東京国際フォーラムにて第118回日本外科学会定期学術集会が開催されました。以下は参加された砂河由理子先生からの報告です。


PS101-3 ポスターセッション「食道-術後合併症2」
タイトル:食道癌術後呼吸器合併症予測因子の検討―DAMPsを含めて―

感想:
食道癌術後合併症としての呼吸器合併症の頻度は減ってはいるが未だ発症するとその治療に時間を要する。合併症予防に関して、経腸栄養の術前後の投与、口腔ケアの介入時期、術前からの保菌状態の培養、術後早期の気管吸引痰培養を施行するなど施設ごと様々なアプローチがあり、今後の検討の参考になった。
自身の発表内容は、呼吸器合併症の予測因子の検討であった。今回の検討では、術翌日の動脈血乳酸値が呼吸器合併症群で有意に高値であるという結果であった。動脈血乳酸値は組織循環障害の指標であり、組織障害を示すDAMPsが今回意義を見出せなかったことは疑問である。今後さらに免疫担当細胞のTLRの発現や、術前の数値との比較も検討していきたい。
学会参加にあたりご指導および、その機会を下さりありがとうございました。