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第5回臓器摘出合同シミュレーションに参加しました(松島 肇)

平成30年3月4日に神奈川県川崎市で開催されました日本移植学会主催の第5回(2017年度)臓器摘出合同シミュレーションに当科高槻光寿准教授、大学院生の山下万平君とともに参加してまいりました。責任者として当科の江口晋教授、指導者として曽山明彦助教も参加されました。
私は今回初めて参加させていただきました。移植関連施設から各施設2−3名の移植外科医の先生が参加されており、概論としての講義のあとに、心臓、肺、肝臓、膵臓と臓器ごとでブタを用いた実習形式で行われました。講義では、単に臓器摘出に関する手技のみではなく、貴重な臓器の取り扱い、また臓器を提供してくださった方やその家族に対する思いやりやマナーなどに関しても学ぶことができました。具体的な手技に関してはビデオクリニックの後に、各チームに分かれて実習を行いました。私は今回肝臓チームとして参加させていただきましたが、手術手技のみならず心臓や肺といった胸部チームや膵腎チームとの連携についても学ぶことができました。特に、出血時や急激なバイタルの変化によっては早めのクロスクランプが必要となるケースがあり、大血管へのカニュレーションやヘパリン化などのタイミングに関しても他臓器摘出チームとの連携の重要さを痛感しました。今後日本でも脳死下での臓器提供が増加することが予想され今回のような日頃からのシミュレーションは移植外科医にとって非常に有益なものと思われました。今回の研修で得た知識を都度復習し、今後の日本の移植医療に貢献できるように頑張りたいと思います。

松島 肇