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《学会報告》第88回大腸癌研究会(井上 悠介)

平成30年1月26日(金)、東京都千代田区の都市センターホテルにて第88回大腸癌研究会が開催されました。以下は参加された井上悠介先生からの報告です。


セッション名:示説Ⅱ-15 大腸癌の占拠部位による差異のすべて
演題名:当科における右側大腸癌と左側大腸癌の予後

<感想>
大腸癌に関する日本のトップランナーの集まりであり、大変刺激的な学会であった。
昨今、右側大腸癌と左側大腸癌で予後に違いがあるという報告が注目されており、それが今回の主題であった。これまでの報告の多くは、化学療法に関連した報告が大多数であったが、当科からは手術を施行した症例の検討を発表した。
結論としては、StageⅢの左右の結腸癌で比較すると、右側は有意に予後が悪いという結果であった。
全体としても、やはり右側結腸癌は予後不良であるという報告が多かった。

<会場からの意見>
・Adjuvant施行の有無などを検討に入れていけば、もっと面白い検討になるのではないか。
→更にdataを集積して検討を深めていきたいと思います。

・StageⅣ症例に対するレジメンはどのようになっていたか?
→対象とした集団が、p-mab、c-mabの発売以前のものも混在しているため、レジメンに統一性はありませんでした。現在は戦略的に化学療法を選択しています。