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《学会報告》第27回九州内視鏡下外科手術研究会(井上 悠介)

平成29年9月2日に福岡県の福岡国際会議場にて第27回九州内視鏡下外科手術研究会が開催されました。
以下は参加された井上悠介先生からの報告です。



要望演題8 心の残るこの症例
「治療に難渋した回腸導管傍ストーマヘルニアに対する腹腔鏡下手術」

9/2に第27回九州内視鏡下外科手術研究会に参加して参りました。
昨年に続き2回目の発表になりましたが、専門外の領域の発表も多数あり、大変興味深い学会でした。私の発表した症例は、回腸導管の傍ストーマヘルニアという、傍ストーマヘルニアの中では比較的症例の少ない疾患でありました。これに対する完全な解決法が得られたわけではありませんが、更に質の高い手術に向けてたくさんのヒントが得られた学会でした。
<座長からの質問>
Q 回腸導管ということで、他の傍ストーマヘルニアとの違いがありますか?
A 孔が小さくなると容易に水腎症を来すため、孔の締め具合が通常よりも難しい場合が多いと考えられます。