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《学会報告》ESOT2019(日高 匡章)

令和元年9月14日(土)~9月17日(火)、デンマーク、コペンハーゲンにてESOT2019が開催されました。以下は参加された日高匡章先生からの報告です。


今回、2019/9/15-18 コペンハーゲン(デンマーク)で開催されたESOT(ヨーロッパ移植学会)に参加しました。
当科からは、江口教授、大野、丸屋、濱田、黄と、6名が参加しました。ECTOR(European Cell Therapy and Organ Regeneration Sectionヨーロッパ細胞治療、組織再生研究会)にも濱田君、黄君がOral発表で発表しました。
私は、HCCの治療で、局所療法、肝切除、生体肝移植の比較成績を発表してきました。座長からの質問としては、局所療法の後に、肝移植をしないのか?という質問を受けました。やはりヨーロッパでは肝移植の数が多いので、そういう案が出るが、日本では脳死提供が少ないのと、治療の患者年齢が高いので、待機期間中に局所療法を行い、肝移植へ行くケースが少ない、と答えました。欧州と日本の違いを痛感しました。
また、コペンハーゲンに参加した理由は、中学、高校の同級生である福森大介君が、コペンハーゲン王立病院で肝胆膵外科、肝移植外科医として働いているからでした。彼の病院を江口教授、日髙、大野、濱田で訪問しました。デンマークで高度医療をするのは、ここだけ、だそうでして、膵腎移植も行っていました。年間500件の肝切除、200件の膵切除、肝移植は60-80件、膵移植は現在20件以上行っている施設でした。働き方改革も行っていて、9時から15時までの勤務だそうです。ただ、時間外を、私の同級生などがサポートしている現状でありましたが。
偶然、脳死肝移植のオファーがあり、9/17夜から9/18明け方にかけて、福森、日髙、濱田で、肝移植を行いました。胆嚢摘出後、TIPS後の閉塞もあり、門脈圧亢進が強い状態でしたので、結構出血も多かったですが、門脈を見つけたところで、門脈、IVCから脱血、上肢の静脈へ戻すバイパスを行い、出血をコントロールしていました。その際は、上司のPeterが手術に入りました。3時頃手術が終わり、4時過ぎ、ホテルに戻り、8時にホテルを出て、10時の飛行機に乗り、帰路につきました。とても良い経験になったとともに、大変刺激を受けてきました。我々も、働き方改革をしながら、症例を増やしていく方策をとらないと、このままではいけないなぁと思いました。
留守中、脳死肝移植2例を診てくれていた、夏田、釘山君には感謝しております。また、医局員の皆さんに感謝します。


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