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《学会発表報告》JDDW2014(曽山明彦)

平成26年10月23日(木)~26日(日)、神戸国際展示場・ポートピアホテル・神戸国際会議場にてJDDW2014が開催されました。以下は、参加した曽山明彦先生からの報告です。



日時:2014年 10 月 25日(土)  09:00~12:00
会場: 第13会場 (神戸国際展示場 国際会議室)
セッション名:統合プログラム6 「肝移植後の諸問題」
演題名: 肝 統合6-6 生体肝移植レシピエントにおける腎機能障害-AKIとCKDとの関係は?-

<全体の感想>
JDDWは、消化器系の学会では参加人数も最も多いと思われ、このような学会で発信していくことの重要性をあらためて感じました。特に内科の方々にとっては、まさにほぼ必須参加の様相もあり、このような場に外科が参加して、意見交換をすることが重要なのだと思います。私が参加したのは、「肝移植後の諸問題」というセッションでした。セッションの中で特別発言された市田隆文先生も言われておられましたが、学会における「肝移植」領域をもっと盛り上げていかなければならないと感じています。肝疾患領域の重要な治療の一つであるということを、移植医療にあまり関わっていない内科の先生とも、あらためて情報交換していく必要があると思います。

<会場からの質問>
Q:AKIが長期予後に関与しているのは、何故か?Sepsisのエピソードが関与しているのか?
A:多変量解析でAKIが危険因子となっているので、Sepsisのエピソードが直接関係しているわけではないと思われるが、感染症の回数や重症度など、サブ解析すると長期予後に関係しているかどうかが明らかになるかもしれない。

Q:AKIの発症にC型肝炎が関係していたようだが、そのメカニズムは?
A:慢性C型肝炎による腎障害により、術後の生じた腎障害からの回復が遅く、AKIになると思われるが、長期的には調整可能となるので、C型肝炎感染はCKDの危険因子としては上がってこないと思われる。