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《学会発表報告》第27回日本小切開・鏡視外科学会(高槻光寿)

平成26年8月21日(木)・22日(金)、函館金森赤レンガ倉庫金森ホールにて第27回日本小切開・鏡視外科学会が開催されました。以下は、参加した高槻光寿先生からのご報告です。



日時:2014年8月21日(木)  13:10 ~ 14:20
会場: 金森ホール
セッション名:パネルディスカッション2-1「鏡視補助下手術の多様性を問う」
演題名: P2-1-2 上腹部正中切開によるハイブリッド生体肝移植ドナー手術:安全性確保の工夫


<全体の感想>
は~~るばる~~来たぜ♪ということで、函館で開催された第27回日本小切開・鏡視下外科学会に参加してきました。1会場のみのこじんまりとした学会でしたが、それだけに熱気ムンムンで活発な討論が幅広くされ、とても勉強になりました。私は当科オリジナルのハイブリッド生体肝移植ドナー手術の安全性確保の工夫を発表いたしました。函館は初めて訪れましたが、異国情緒あふれる煉瓦の町並みが美しく、海の幸は極ウマで、ウニいくら丼最高でした。五稜郭もなんとか時間を作って訪れましたが、幕末の遺産をじっくりと見学し、私も維新の心意気で頑張らねばならぬと思った次第です。

<会場からの質問>
Q:私も同様な手技を試みているが、後区域切除はなかなか難しい。何かコツは?
A:オムニトラクトを効果的に用いることがコツだが、生体ドナーは正常肝なので軟らかく、授動も容易に行える、等の利点もある。障害肝で多少でも硬い場合は、無理をせず通常通りの開腹手術がよいと思う。

<総合討論>
Q:ぜひこれだけは伝えたい小切開手術のコツ、みたいなものがあれば。
A:私は肝切除の工夫だが、やはりオムニトラクトを用いた創の展開、テープガイド下の切除を全てのタイプのグラフト採取に用いていること、である。また、最近では主肝静脈の切離に自動縫合器を用いて、鉗子逸脱の予防を行っている。