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《学会発表報告》World Transplant Congress 2014 San Francisco(日高匡章)

平成26年7月26(土)~31日(木)、Moscone West Convention Center San Francisco にてWorld Transplant Congress2014が開催されました。以下は参加した日高匡章先生からの報告です。



2014/7/27-29までサンフランシスコで開催されたWorld Transplant Congressに出席してきた。サンフランシスコは、緯度が高いためか、日中は温かいが朝晩はかなり冷え込み、半袖しか用意していなかっため、若干寒かった。
土曜日、日曜日はPre-meetingで、あまり人が多くなかった。日曜日夕方、江口先生と合流し、レセプションに参加した。レセプションでは20年前に亡くなった子供が臓器提供を行ったそうだ。その親が設立した基金が20年を迎えるため、スピーチをしていた。
また、肺移植を受けたソプラノ歌手の歌声に驚いた。その彼女は、移植した肺が拒絶で肺機能が悪化したため、再移植も受け、現在、歌手として活動しているとのことであった。
 脳死移植が根付いている国のレセプションであり、移植を受けた人が社会復帰をすることが当たり前の社会であることを再認識した。

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移植先進国とまではいかないにしても、日本も脳死移植が進み、日常の医療になる日が来ることを願ってやまない。
 その後、レセプションが開始となり、ポスターセッションとなった。隣のポスター発表のアメリカ人といろいろ肝移植について話をし、生体肝移植での胆道再建などで質問を受けた。脳死肝移植がほとんどであるため、興味を持っていたようだ。今回、ポスターに採択されたが、抄録を読んでみると、私の演題に印がついており、採択の点数で上位20%に入ったということが記されていた。非常に光栄であり、記念のバッジを頂いてきた。

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 他大学の先生方との交流もさせて頂いた。土曜日、ちょうどすれ違った熊本日赤の山永先生と熊本大学小児・移植外科の吉井先生に誘ってもらい、名古屋大学 移植免疫講座 小林教授や名古屋日赤の山本先生、平光先生方と夕食を共にさせてもらった。弟の知り合いから、縁が広がり、同じ分野の先生方と交流の輪が広がり、充実した時間を過ごさせてもらった。
 月曜日には江口先生のポスターセッションがあり、香港のQueen Mary Hospitalの先生たちと話をした。夜は、東京女子医大の江川先生に誘っていただき、ピッツバーグ大学の十川先生、江口先生と夕食を共にした。ステーキの非常に美味しい店で、アメリカの移植事情を聞き、日本との違いや、若手外科医、移植外科医の育成などについて、話が盛り上がった。
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今回、初めてのWTC参加であったが、非常に有意義な経験をさせて頂いた。この経験をもとに長崎から世界へ情報発信をこれからも行っていきたいと思います。
今回の海外出張を経験させて頂きました事を、移植消化器外科の医局員、同門の先生方に厚く御礼を申し上げます。