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《学会発表報告》第100回日本消化器病学会総会(今村一歩)

平成26年4月23日(水)~26日(土)、東京国際フォーラムにて第100回日本消化器病学会総会が行われました。以下は、参加した今村一歩先生からの報告です。



日時:平成26年4月25日(金)9 : 15~9 : 43
会場:ポスター会場 ブース 2
セッション名:膵 良性腫瘍
演題名: P-172 オクトレオチド投与を行い良好な術前血糖コントロールを得たインスリノーマの 1 例

<全体の感想>
日本消化器病学会総会は初めての参加で、前年勤務地の五島中央病院での症例報告を行って参りました。全体的に内科色の強い学会であり、発表内容も診断プロセス、鑑別診断に重点が置かれている印象がありました。
普段は聞けない内科的思考や診断手技がimpressiveでした。

質問内容
Q1、認知症のあるインスリノーマの手術適応について、long actingのソマトスタチンを使用する選択肢はなかったのか?
➡PS良好であり、低血糖発作のためADLが低下していた。ご家族の希望もあり、手術を施行した。
Q2、ソマトスタチンレセプターの染色は行っていないのか?
➡当院では染色は行っていない。(東京女子医大の先生からの質問。文献的には50%とされるが、80%ほどに認められるとのこと)