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《学会報告》 第12回腹腔鏡下胆道手術研究会(山下 万平)

2024年2月17日 (土)、東京都新宿区、京王プラザホテル新宿にて 第12回腹腔鏡下胆道手術研究会が開催されました。
以下は参加された山下 万平先生からの報告です。


2024年2月17日
第12回腹腔鏡下胆道手術研究会
一般演題2
「助手展開を意識した腹腔鏡下胆嚢摘出術 -技術認定医不合格を経て-」

感想:コアな研究会でしたが、著名な先生方も多く来られており、胆道手術に関する各施設のこだわりを感じることができました。
自分の中でのこだわり、手技の工夫、長崎の特徴を形にしたいときに今後も参加したい研究会でした。
今回は、私がラパコレで意識していること、こだわっていることを発表してきました。歴史ある術式で、今更ラパコレの発表と感じる方もいるはずですが、私はここ数年で特に多くの症例で関わる機会があり、まだ探求して役に立つことがあれば、と思っています。

質問:後輩にどのように指導しているか?
→現在の病院ではラパコレはそこまで多くない。ただ、胆嚢のどこを把持してどのように動かせば、どこにカウンターがかるか、など触ってもらうようにしている。

質問:手術チームの中での共通認識はあるのか?
→自分の中で定型化しているが、チームでも共有している。さらに術中に話し合いながらできている。

《学会報告》第12回腹腔鏡下胆道手術研究会(足立 智彦)

2024年2月17日 (土)、東京都新宿区、京王プラザホテル新宿にて第12回腹腔鏡下胆道手術研究会が開催されました。
以下は参加された足立智彦先生からの報告です。


週末に、第12回腹腔鏡下胆道手術研究会に参加してきました。肝臓/膵臓内視鏡外科研究会(昨年当科主催)もありますが、この研究会は胆道手術に特化したもので、LABS(ラブス)と称されてます。Laparoscopic Advanced Biliary Surgery meetingが本名です。
今回は、胆道癌のセッションで話を、とのことでしたので、胆嚢癌に対する腹腔鏡手術あるいは遠位胆管癌/乳頭部癌に対するロボットPDを主に話してきましたが、なにせ前週からの体調不良が長引き、特に倦怠感/咳が改善しない状況でしたので、情けないぐらいの元気のなさでの発表でした。会場にいる時間も短くしたのですが、それでも目立たないよう後ろに座ってゴホゴホしていると、みんなそれなりに誰だろと気になってたようで、申し訳なかったです。何はともあれ体調一番を改めて感じています。
発表の中では、今後の保険適用の拡大方法等も話に上がりましたが、コスパの話は置いといて、少なくとも患者さんにメリットを出せないことには話になりませんので、いい数字の積み重ねを継続していくのみです。



《学会報告》 第56回制癌剤適応研究会(小林 和真)

2024年2月16日(金)、岐阜県下呂市、下呂温泉 水明館にて第56回制癌剤適応研究会が開催されました。
以下は参加された小林和真先生からの報告です。


<全体の感想>
昨年は鎌倉の開催で、温泉とは直接の関係はなかったが、今年は下呂温泉での開催であった。
因みに、来年は大分の開催で、大分大学の猪俣先生が学会長となり、温泉巡りの再開となった。
前日に下呂に到着したが、大雨で、ダムの放流があり、警戒警報がなっていた。 学会当日は晴れてはいたが、突風(春一番)でものすごく寒かった。
今回は2本発表、1本目が5番目トップバッター、2本目がトリ(学会としてもトリ)であった。試写の際に電源コードがタップから外れなくなるハプニングあり、後に聞いた話では、タップを分解して外してくれたとのこと。何やら不吉な暗雲が垂れ込めている感じがした

第2会場13:45 ~ 14:27 一般口演8 【結腸1】
O8-5 切除不能進行再発大腸癌治療で、一次治療の5-FUが不応になった場合に二次治療以降のCPT-11ベースレジメンに5-FUは必要か?
座長: 幸田 圭史 先生(帝京大学ちば総合医療センター 外科)
     大沼  忍 先生(東北大学大学院 消化器外科学)

私がスライドを取り違え、シンポジウムのスライドが写ってしまい、オペレーターの人には悪いことをしたなあと反省した。皆様も複数発表があるときは注意しましょう。

<会場からの質問>
 なし

<座長からの質問(コメント)>
C:「年齢や患者さんの状況で5-FUを外すのはありだと思います。」
実はこの発表は、65歳未満は直接比較でないことを足立智彦先生から指摘されており、その部分は、直接比較でないことを言及したため、違和感なく受け入れられたようである。
予行はやはり大事。


第 2会場 16:30 ~ 17:12 シンポジウム3-4 【消化器癌におけるConversion surgery(下部消化管)】
SY3-4-3高齢者であってもconversionの可能性があれば、分子標的薬を含む併用療法で治療すべきである
座長: 花井 恒一 先生(藤田医科大学ばんたね病院 外科) 
竹政伊知朗 先生(札幌医科大学 消化器・総合、 乳腺・内分泌外科学講座)
コメンテータ-:石原聡一郎(東京大学 腫瘍外科)
本学会最終セッションであり、やむを得ないのだが、聴衆は藤田医科大学の方が1名、
座長・コメンテーターが3名、発表者が3名と学位審査の様な雰囲気であった。

<会場からの質問>
Q:なし

<座長からの質問>
Q:竹政先生から、「conversion症例を抜いたintensive症例は予後の非常に悪い人が集まっていることが予想される。背景がかなり異なると考えられるが、それでconversionできない場合は、5-FU±Bmabという結論でいいのか?」

A:今まで、予行や学会で何回かこの内容は話したが、この手の質問は初めてであった。(Conversionは恵まれたチャンピョンケースであり、これを外しても、intensive群と5-FU±Bmab群で大きな差が無いと思われたが、厳密な背景の検討はしていないため、)「そこは重大な問題なので、再検討して見ます」と回答した。いい指摘をいただいたと感謝。
(→家に帰って再検討して見たが、臓器転移数や転移形式に大きな差は無く、背景に大きな差は生じなかった。)


《学会報告》第44回九州肝臓外科研究会(原 貴信)

2024年1月27日(土)、福岡県福岡市、大塚製薬グループビル 7F 会議室にて第44回九州肝臓外科研究会が開催されました。
以下は参加された原貴信先生からの報告です。


2024年1月29日に福岡で行われた九州肝臓外科研究会に参加しました。
私は主題1「標準術式としての腹腔鏡下肝切除術」で当科における腹腔鏡下後区域切除におけるグリソン処理の定型化について発表しました。腹腔鏡下肝切除は各施設で定型化が進み、標準手技となっています。昨今はロボットに関する演題が増えてきているのが印象的ですが、全例ロボットで行うことはできないので、ロボットによるメリットが出せる症例、腹腔鏡によるメリットが出せる症例の選択を吟味していく必要があります。

《学会報告》第15回日本ロボット外科学会学術集会(金高 賢悟)

2023年2月2日(木)・3日(金)、愛知県名古屋市、名古屋国際会議場にて第15回日本ロボット外科学会学術集会が開催されました。
以下は参加された金高賢悟先生からの報告です。


日本ロボット外科学会に出席してきました。
はじめての米子でしたが、長崎から6時間以上かかりました。
当科におけるロボット食道手術の成績と、術中大動脈、気管膜腰部浸潤が疑われたT3br症例のビデオを提示しました。
フロアから、大動脈浸潤が疑われる症例に対する術前ステント留置について質問されましたが、当院では心臓血管外科が適応なしと判断することを回答しました。
座長からは肺静脈浸潤症例について術前画像診断について質問あり、私の見解と同様に周囲の毛羽立ちが参考になることをお教えいただきました。
学会自体はそれほど大きなものではありませんでしたが、食道を専門にするの各大学のいろいろな先生とお話することが出来、有意義な時間となりました。